報道特集〜初取材!精神科救急〜医師と看護師の苦悩〜
大阪にある救急精神病院を特集していました。
旦那は「辛くて見たくない」と言っていましたが、無理矢理見させてもらいました。
「早めの処置閉鎖入院をさせると治りが早い!」
そんな話をして、確かに早くて2日、長くて4ヶ月で退院されている話や、もうかれこれり何十年も入院している人を紹介。
「自殺を繰り返す人に100vの電流を1分流すと自殺する気が何故かなくなる。だからしてる。自分でも試しにやってみたけど、何故か良くわからない。でも、これをやると自殺しなくなるんだよね。」
なんて病院院長が言っていたことがとても印象的で、『現実まだそんな感じなんだな』と思った。
この前もNHKで脳の特集で、
「『うつ病』を治す為に脳のある一部に軽い電流を流すと8割り方治る・・・」
と放送していた。
これを見て思ったのは、『相変わらずアメリカは脳研究に電流なんだな』と思った。「ロボトミー」が代表的だと思う。
ン百年前の治療として回転椅子とか、最終的に魔女裁判があったり。
閉鎖病棟・隔離部屋は良いとするが、束縛衣ではなく今だに使われている束縛帯。
暴れる力加減は人によってまちまちだし、確かに幻聴・幻覚もありで怖いものもある。
また、看護士がこんな事を言っていた。
「『不眠(寝れない)』と言うのが全員に共通する。睡眠の安定が退院の目安」
本当にそうかもしれない。
『パブロフの犬』みたいに無理矢理起こし続けるのではなく、脳の緊張からくる寝れない人は結構居る。
また、心を病む原因の人を造る人の方が本当は病人なんじゃないのか?
何が正しいんだろう?
みんなと少し違った意見を言うと「あいつはおかしい奴」(私なんか良く言われます)なんてレッテル貼られたり・・・。
四季折々の風景と町と同じくらい人は沢山いて、沢山の考えがあると思う。
合う、合わないもあるだろうし、それが多数決で多ければ「それが正しい」になってしまうってのもなんか変わっている気もするし・・・。
民主主義ってそう言うものなのかな?とか思ったり。
更に中で一番気になった所が合った。
それは、2日で退院した20代の男の人のケース。
家族(家庭)に居場所がなく、異郷で一人暮らししてフリーターして生活をしていたが、人間関係が辛くて自殺未遂をし、そこへ運ばれ、手首を縫い、電流を流され、翌日意識を取り戻していた。
そして家族(父)が迎えにきて帰っていった。
父が言う、
「この子の性格は私らは知ってますから・・・」
本当に知っているのなら彼の中に居場所があり、家を出ることはなかったのに、『何を言っているんだろう?この親父』って本当に思った。
案ずるとこってなに?
宗教で救われる人もいれば、ある人の言葉で救われることも有るし、薬を飲みつづけて救われる人も居る(否有害薬)。
精神医学は学んだには学んだけど、まだまだ発展途上の上に脳の問題だし、本人の考えもあるし、環境(家族も含め)もある。
自殺者は未だに3万人超。
己を殺す、気持ちを殺す以前の問題。
本当に腐っているのは腐らせている人たちだろうと私は思っている。
腐らせている奴が本当は受診すべきではないか?