第11回手話通訳技術基礎講座

 東京都手話通訳派遣センターの国立オリンピック記念青少年総合センターでやる講義。
 なんだかすっかり存在すら、申し込んだ事すらうろ覚えで参加する。
 本当は練馬で性同一性障害の人の公演があったんだけど、正直、そっち聞きたかったかも。
 でも、先に申し込んだのはこちらなわけで。


 で、こっちはこっちでまた楽しい。
 いや、講義や講座は実は参加するのが好きで、それは勿論、興味のあるものにしか行かないわけだが。


 『グランドデザイン』なる新たな単語と人権(権利)に対する話。


 人権かー。難しいな。色んな意味を踏まえて。
 国連で条例を考慮しているらしいけど、最後の一歩がまだなのだそうです。


 後は技術基礎講座なので、面白い読み取り練習と聞き取り練習がありました。
 実は私、読み取り下手ながらに好きなのです。
 でも、あえて言わない。恥ずかしいし、そんなことが好きな人はそうそう居ない。
 手話表現をする人のほうが絶対的に多い。


 で、今回の読み取りで大切な所としてあげられたのは、
 「手話をきちんと見る(表現した手の形を覚えておく)」
 「知らない単語にこだわらず、はぶいて前後で考える」
 「話題に関する知識」
 「豊かな使用言語(語彙)」
 全くそのとおりなので、この辺の努力は自分でやるしかない。
 それは本を読むなり、体験してみたり等で。


 聞き取りに関しては今回は『空間』と『擬人化等描化力』。
 身体の中心にある場所から上下左右前後を使って、時や人・場所の遠くや近くを現す『空間』。
 自分がそのものになりきる・演ずる、見たままを体全体瞬時で表す『擬人化等描化力』。
 これはこれで言葉で言い現すのは難しい。
 「 気持ちは役者になる。 」
 私にとって、成りきる事は難しい。


 うーむ、奥は深い。