お嬢さまとは最低週3回仕事をする。

 うち、2回は気の知れた人とお嬢さまとの3人でやるのだが、この気の知れた人のいない日になると必ず決まってお嬢さまは私とコミュニケーションを取りたのだろうか、後先考えないであろう事を言ってくる。


 『毛利さんって〜、いつ辞めるんですかぁ〜?』


 凍りのように固まる回り。
 とりあえず「体重が後10kg減ったらねー」と返してはいたが、何でこんなこと聞くのかと思いいろいろ問い返してみた。


 私「じゃあ、あなたはいつ辞めるの?」
 嬢「爆発しちゃう頃かな〜?」
 私「なんで私が辞めると思ったの?」
 嬢「なんかぁ〜、毛利さん毎日が辛そうで辞めちゃいそうだな〜って思ったから〜、いつかな〜って思ってぇ〜。」
 私「ふ〜ん・・・、私に辞めてもらいたいんだ・・・。」
 嬢「え〜、毛利さん辞めたら○○課長代理さん達がこまっちゃうじゃないですか〜、も〜、深読みしないで下さいよ〜。」
 私「深読み? くだらない事に深読みなんてしませんよ。」


 あとはだんまり・・・。


 えーっとですね。
 毎日より、あなたと一緒に仕事をすることが辛いんです。
 仕事中メール打ったり、仕事から居なくなったり、自分の好きな仕事しかせず汗ひとつかかないあなたの後処理が辛いんですよ。
 物は破壊する。
 料金不足はそのまま打ち込む。
 頼んだ仕事はしない。
 重いものは持ちたくないから触らない。
 注意をすると「また毛利さんに怒られちゃったぁ〜」と言って反省できないあなたと仕事をするのが辛いんですよ。


 辛そう、爆発して辞めちゃいそうだって?
 お前が居る限り辞めるわけ無いだろ?
 誰がお前の為に辞めてやるもんか。