お嬢さまは機械が好きだ。

 機械の操作が解らなくても、手作業が大量にあってもすぐ機械にやってくる。
 トラブっても知らん顔。
 あんまり警告音等がなると「なんか機械の調子が悪いみたいなの」と言って来るだけで、直そうとしない。決して自分は悪くないらしい。警告音を出す機械が悪いらしい。
 「知らないなら行かないで」と言いたいが、言うと言ったで「○○さんに怒られた。××さんに言ってクビになっても知らないからねー」といわれる。これで30過ぎだから恐ろしい。


 そして我が職場の理念に「人権」がある。
 「人権」・・・それは実に自分の都合良く「相手が悪い私は悪くない」と言う時に唱える呪文。
 そんな人権破壊的なことを私は言うので、相手の人権をなくしているそうです。
 いや、そういうなら、私の人権はないのだろうな。


 好きなら好きでもうそこに居させようかな?
 でも、物には悪気ない。
 そんな物は破損すしていく・・・_| ̄|○

 そして今日もお嬢様はやってくれた。
 平日と違う土日の操作方法があるにもかかわらず、それを誰にも聞かずに平日通りに作業してくれた。
 私が気づいたときにはもう遅かった。
 「なんでこうなっているの?こうしなかったの?」
 と言う私に対してお嬢さまは言う。
 「えー!わたししらないー!機械が動いてたからやっていただけです!!」
 知らないならさわってもらいたくない。
 そして、仕事が倍に膨らむ。


 早く帰りたいのに・・・_| ̄|○
 計画面接者よ、こんなベテラン入れるなよ。